2009年 09月 06日
ロワール古城巡り4−Château de Chambordー |
シャンボール城後ろから
ロワール渓谷のお城の中で最も大きいとされるシャンボール城。敷地は何と5000ha以上あります。
ここでは、要領よく見学する為にもガイドをお勧めします。
城主であるフランソワ1世の愛した『中世騎士道』(とでもいいましょうか)と『狩猟』。それでこんなとてつもないお城を建ててしまうのですから、ある意味彼の夢とロマンの集大成と言えるかもしれません。詳しくはまたまたコチラで。
ここで印象に残ったのは、このお城のハイライトでもある2重螺旋階段。
二つの階段が交差するのですが、顔は見られてもすれ違うことはないのです。この計算し尽くされた階段は、当時の王の客人であったレオナルド・ダ・ヴィンチが設計に関わったのではないかと言われています。
このお城で唯一残る建築当時の扉。
王の紋章であるサラマンダーと、特筆すべきは錠の形まで(見えにくいですが)フランソワの『F』!
そして、ガイドさんとしか入ることのできない屋根裏部屋。
それぞれの柱には数字が書いてあって、それが何を意味するかというと、IKE○のキットみたいに(いや、寧ろより精密に)緻密な計算の上裁断された資材をばらばらに運んで、現場で組み上げたということらしい。
そして、この屋根裏部屋こそ、ここ(即ち城内。多くは城の外に野宿だったとか)に寝泊まりを許された各国諸候が大変な名誉と喜んだ場所なのだそうです。
いろいろお勉強した後は、この広大な敷地を散歩でも。ここでは、レンタサイクルやボートの貸し出しも行っています。でも私たちが選んだのは馬車。(やっぱりお城と言えば!笑)
一般人が入れない地区も通過したりします。運が良ければ鹿やイノシシも見られるとか。
延々と続く大地
水路の向こうに浮かび上がるお城が素敵でした
最後にお城を正面から。
”おとぎの城のように美しく、王様のお城のように立派だ”by 幼少時のヴィクトル・ユーゴ(私訳で失礼)
by saveurs
| 2009-09-06 20:51
| 旅 ロワール