2010年 05月 27日
オプションツアー*テロワール・ビオ* |
今年から新たに始めた、Muriel Delégerとのコラボレーションツアーのご紹介です。
Muriel Delégerについて
Chassagne-Montrachetのドメーヌに生まれ(Bruno ColinとPhilippe Colinのいとこ)、ヴィニュロンとして仕事をするうちに、ブドウを始めとする植物、強いてはビオディナミの考えに自然と興味を持つようになりました。
現在は、彼女の経験と知識を活かして、テロワールツアー(コート・ド・ボーヌ)を行う他、ビオ・ビオディナミ農法のアドバイザー、ビオワインのサロン企画など多方面で活躍しています。
MurielのHP
今回は2時間のピュリニ散策に日本からのお客様と参加しました。
ピュリニ村のマロニエ広場に集合し、まずはピュリニ村についてお話を聞きながら歩いて畑に向かいます。
畑の中に入って、土の様子を観察。
この畑はアスファルト道路のような土で、好ましくない状態・・・
土の話以外にも、畑での仕事についていろいろと説明があります。
畑に生えているのはブドウだけではありません。
素人には雑草にしか見えない植物についても、それぞれのサインや効能について話を聞きます。
そうこうしながら、Chevalier Montrachetの畑にやってきました。
こうやってみると、ビオディナミ(写真右半分)とそうでないブドウの違いが歴然です。
葉が太陽を目指してしっかりと開き、キラキラ輝いて見えます。
ちなみにこれはLeroyのブドウ。
かわって、こちらは病気にかかってるかわいそうなブドウ。
根っこが地下深く延びるどころか、地上に出てる〜!
そして、ツアーの〆はお待ちかねのテイスティング。
Saint-Aubinのドメーヌなので、Saint-Aubinを中心に2008〜2006年ものを試飲しました。
ワインの美味しさは勿論ですが、ここで面白いものを発見↓
これはDinamiseurというもので、水にエネルギーをあたえるためのもの。
この樽に雨水をいれて撹拌し、水流ができた時に逆方向に撹拌するとエネルギーが加わるらしいです。(所要時間およそ30分)そうして得られた水に、用途にあわせた植物を漬けて、できたエッセンスを畑にまくのです。
ここではそれが手仕事というのだから、さらにドゥランさんのパワーが込められていそう(笑)。
この散策では土や植物を見て、触れて、香りを嗅いだりするので、五感に直接響いてきます。
そして、畑の中に入って細かに観察すると、ここには小さな世界があるのに気づきます。
ブドウ畑へのまた違ったアプローチ、このツアーにご興味ある方はinfo@sba-dijon.comまでお問い合わせください。
by saveurs
| 2010-05-27 04:15
| オーダーメイドワイナリーツアー