2009年 06月 06日
ハチミツに思う |
しばらく更新できないまま、6月に入ってしまいました・・・
その間、実は我が家にハチの巣箱がやってきました!蜂蜜をとるあの巣箱です。
パリでもオペラ・ガルニエに続き、最近グランパレにも巣箱を設置したことがニュースになっていましたね。
といっても、巣箱の設置から世話まで全くの初心者の私たち。
ディジョン在住のハチ博士にいろいろ話を伺いに行ってきました。
ハチ博士のお宅は、住宅街にあり、そのお庭にはもちろん3つの巣箱があります。
その巣箱も博士の手作り(トップの写真)。早速巣箱の中身を拝見。
私は、作業着を纏い完全装備でしたが、あまりのハチの多さに萎縮。
博士は↑の器具で(その名の通り)蜂を煙にまきながら作業しておりました。
指先から左上にいる体の大きなハチが、女王蜂。寿命も働き蜂の1ヶ月ほどに対して、長いもので5、6年だそう。
こちらは数少ない雄蜂。一夫多妻ならぬ、一妻多夫の蜂世界。しかも女王様に仕えるのはその娘達。なんかすごいな、蜂社会。
他にも、ハチミツがどう作られるかとか、いろいろ興味深いお話を伺いました。
ところで、蜂蜜の生産量、田舎よりも都市部の方が多いってご存知ですか?
私は、自然の多い田舎の方が花の蜜も多く、生産性も高いだろうと思っていました。
ところが、農業で使われる農薬による環境汚染が(特にワイン農家の使用量は、他の農家の比にならないそうです・・・)、ハチの生体に大きな影響をもたらし、更にハチの急激な減少につながっているのだとか。それは植物界、更には生態系の崩壊を招く危険をはらんでいます。
なんだか真面目な話になってしまいましたが・・・
我が家のハチさんにも頑張ってもらって、たまーにハチミツのお裾分けをいただくことにしましょう(笑)
by saveurs
| 2009-06-06 22:37
| 食つれづれ